2024 新年のご挨拶

 

 

 新年明けましておめでとうございます。昨年も多くの皆さまに立命館大学体育会馬術部をご支援いただき、まことにありがとうございました。改めて感謝いたします。

 おかげ様で昨年度も全日本学生馬術大会において、馬場馬術競技で団体優勝し二連覇を達成することができました。また、障害・馬場・総合馬術競技の3種目総合成績でも準優勝ができました。障害・総合は少頭数での厳しい戦いとなりましたが、何とか乗り切ることができました。

 今年度も馬場馬術競技の団体優勝はもちろんのこと、障害・総合も人馬の厚みを増して3種目でさらなる高みを目指したいと思います。

 

 さて、体育会は大学における課外活動の領域の中、学生の自主活動で運営しています。現状の馬術部を見ると、喜ばしいことに一般部員が増え、経験者・未経験者も混在し規模も大きくなってきました。ただ、部が大きくなればそれだけ自主運営の難題も増えてきます。そこで今一度、足元を見直し、しっかりと土台を固めた部活動が求められます。

 コロナ禍では皆で集まることが禁じられました。対面で会話せずSNS等で済ますことが日常化している中で、部員間のコミュニケーションが不足しているのでないでしょうか。部員には対面での打合せ・相談・報告等から実行してもらいたいと思います。そのうえで、部長以下、われわれスタッフも参画して、適正な部活動・運営等を構築していきたいと思っております。

 

 

 ここ10年超で競技成績はぐっと上がりました。学生の大会をピラミッド形で考えると、その頂点は全日本学生大会です。レベルの高い大会で好成績を残すとピラミッドの頂点は上がります。それに伴い、ピラミッドの底辺は広がり、底辺から頂点までの縦軸も伸びます。底辺は広がりなので部員数や部の運営、縦軸は頂点に繋がる育成になります。頂点を確固たるものにするには、土台となる底辺(部員・運営)と縦軸(育成)が強固でなければなりません。三者が一体化することで本当の強さや馬術部の伝統が築かれると考えています。そこで、今年度のチームスローガンは下記に定めます。

 

『 足元を固め、歩みを止めず、さらなる高みを勝ち取ろう!2024 』

 

 連覇に浮かれることなく、自身に慢心することなく、いつも謙虚な気持ちで部活動に取り組んで参ります。

 

 

最後になりましたが、本年も皆さまの変わらぬご指導・ご支援をお願いして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2024年 元旦                               

立命館大学体育会馬術部 監督 阿部 憲二